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株式会社モックは、かつて存在した日本のイベント会社。内容としてはレストランウエディングのプロデュースや引出物の販売を行っていた。本社は東京都台東区。名古屋本社は愛知県名古屋市中区錦。 2006年から2007年までの2年間、女子サッカー・なでしこリーグのオフィシャルスポンサーだった。 == 特徴 == モックが展開しているビジネスモデルは、下記の3つを特徴としていた。 # 消費者とのOne to Oneの関係を基に(One to Oneマーケティング) # 消費者のニーズを把握し(データベースマーケティング) # 付加価値の高い商品やサービスを提供する(ブランドマーケティング) 事業内訳は結婚から新生活までのサポートをテーマにした3つの柱でなりたっている。 # ウエディングプロデュース(“i-MOC”レストランウエディングの企画および当日の運営を行う事業) # インテリアの販売(“ラユンヌ”ライフスタイル・コンシェルジュをテーマに家具を販売する事業) # 引出物の販売(“ヴァンサンカンスティルアン”ギフトコーディネーターによる結婚式の引出物の販売事業) 1994年、愛知県名古屋市で結婚式二次会のサポートビジネスから始まる。 事業は順調に展開しつづけ、2000年には、名古屋から東京へ本格的に進出。主軸の結婚二次会のサポートビジネスは、より高付加価値の高いレストランウエディングのプロデュース事業へと業態を変化させ、さらに飲食店の集客サポートビジネスも拡大させていく事となる。 2003年、東証マザーズへ上場以降は、既存事業から派生する周辺ビジネスにも着手すべくM&A等によりグループを拡大させていく。 ただ急成長の歪は2006年のグループ連結決算で赤字を出す事となり、事業の再編を余儀なくされる。そのため、短期経営目標としてグループ業績の経常黒字化、有利子負債比率30%以下という目標を掲げ、2006年後半から原点に返るべく、ウエディングプロデュース、直営飲食店に事業を集中特化させつつあった。中期経営目標では、売上高経常利益率5%、自己資本比率30%の目標を掲げ4年以内に達成させるとの目標を示していた。 しかしその後も経営状況は好転せず、2009年4月30日に東証マザーズの上場が廃止。その後債権者より破産の申立がなされた結果、最終的に同年7月27日に東京地方裁判所により破産手続開始決定が下り倒産した〔(株)モック他1社 破産手続開始決定 - 東京商工リサーチ・2009年8月3日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モック (企業)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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